とどのつまり

年が明けてそろそろ一ヶ月が経とうとしている。
"アメリカがくしゃみをすると、日本は風邪を引く"と言われたものだが、昨年末アメリカが肺炎になったために、全世界が(特に日本が)重篤な状態に陥っている。
先週は遂に日経平均13,000円割れとなり、年初来安値はおろか上場来安値を付けた企業も多く見られた。福田政権が抜本的な改善策を打ち出せないこの不況下では、じっとしているしかないのだろう。昨日、見事ダブルスコアで当選を果たした橋下大阪府知事のような"燃料"が経済界に投下されないかぎり、明るい兆しは見えてこないのかもしれない。
週末はスポーツでも多くの2008年最初のイベントが行われた。
オシム監督の後任として、突如日本代表を率いることになった岡田監督の初戦。KIRINチャレンジカップの対チリ戦は、これまでの南米相手の戦績が示すとおりのスコアレスドロー。北京オリンピック代表のDF内田の活躍以外に、目立った進歩は見られず、高原も何のために日本に帰国したのかという感じだ。
同じく北京オリンピック女子マラソン、残り1つの代表枠を争う大阪国際女子マラソンでも、結果として土佐、野口を脅かすほどの新興勢力は誕生しなかった。会見では余裕の発言をしていた福士加代子が30km過ぎに失速、完走こそしたものの19位に沈んだため、レース後は目標を本来のトラックに切り替えると発表。また、総合2位(日本人トップ)でゴールした森本も平凡なタイムで、残念ながら選考対象からは除外された。
これにより今大会をスルーし、3月の名古屋に出場を予定していた元女王の高橋尚子にもチャンスが巡ってきたといえよう。
一方、大きな盛り上がりを見せたのが、大相撲では久しぶりとなる東西横綱対決。結びの一番で白鵬が休み明けの朝青龍を豪快な上手投げで降し、3場所連続優勝を果たした。結局のところ、朝青龍は必要悪(役)だったということを改めて認識したということか。
いよいよ高橋にも復活の舞台は揃った。朝青龍も復権なるか?名古屋国際ともども大阪場所が楽しみである。

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