円高によって1ドルが100円を割りこんだあたりからドル建ての外貨預金が増えたとのこと。
100円を割ったのは'94年以来14年ぶりで、'95年の79円台を抜くかというアナリストの声も上がっている。年によって為替差益(差損)の恩恵(不利益)を受ける場合もあるが、輸出企業ともなればそれだけではない。
例えばトヨタなどはこのままの状態が続くと数千億規模になると言われているし、筆者が持っている某社の株ももろに影響を受けており、元手がなければナンピンすらできない状態だ。
サブプライム(低所得者向け住宅ローン)ショックに端を発したこの金融不況は、いまやモノライン(金融保証)を経て日本市場は慢性的な株安に陥っているが、こういった中では如何に事業の経営資源を集中するかが重要である。
身近なところだと、三洋電機が、auのINFOBARシリーズで有名な鳥取三洋電機の携帯電話事業を京セラに売却したのを皮切りに、松下電器の社名変更、東芝のHD DVDの撤退、三菱電機も携帯事業からの撤退を発表するなど、我々消費者に身近な総合家電メーカーも大きく舵を切り始めている...
今まで登場した企業の中でも旬といえるのが三洋電機で、北京五輪出場がほぼ確定したバドミントンのオグ・シオペアと、三洋電機ワイルドナイツが先日の第45回ラグビー日本選手権悲願の初優勝を果たし、認知度アップに大きく貢献。企業のバックアップに見事に応えた形であろう。
最後に、今年も開幕したF1グランプリシリーズで、今季から車椅子の闘将F・ウィリアムズ率いる名門AT&T Williamsチームのセカンドドライバーに抜擢された、日本人F1ドライバーのパイオニア中嶋悟の長男、中嶋一貴がなんと6位入賞。さすがはモータースポーツ界のサラブレッドか。
こちらはエンジンをトヨタが供給しているが、ノーポイントに終わったホンダ(Honda Racing F1 Team, Super Aguri F1 Team)陣営と、トヨタ(Panasonic Toyota Racing, AT&T Williams)陣営のワークス&サプライヤー対決も目が離せない。
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