今年のノアのヴィクトリーチャレンジタッグリーグ(以下、VCTL)が終わった。
昨年12月に行われた新日本のワールドタッグリーグ(以下、WTL)も観たので、
両方の興行の率直な感想など。
シリーズ:Victory Challenge Tag League 最終戦
開催日 :2024/3/10
会場 :熊本城ホール(シビックホール)
試合数 :9試合(GHC Jrタッグタイトル戦含む)
入場者数:465人
席種 :S*/A/B
シリーズ:WORLD TAG LEAGUE 最終戦
開催日 :2023/12/10
会場 :グランメッセ 展示ホールC/D
試合数 :8試合+1
入場者数:2,658人
席種 :ロイヤル/アリーナ*/A/B/C
見ての通り、入場者数で約6倍の差がついている。(主催者HP発表)
VCTLは今年発表された新シリーズで、GHC王者の非参戦はハンデと言えなくもないが、
選手層の差は大きく、前者は2ブロック16チーム、後者は8チーム。
ただシリーズの長期化、消化試合の増加などの弊害もあり、良し悪しを語るのは難しい。
ちなみに清宮&大岩組は、WTLでは2勝4敗でAブロック敗退とふるわなかったが、
そこからの3か月で更なる成熟を遂げ、
今回のVCTLでは4勝2敗1分で決勝進出を果たし、見事栄冠を勝ち取った。
印象深いのは、
特にWTL決勝戦(YOSHIHASHI&後藤洋央紀vsELファンタズモ&ヒクレオ)では、
フォールカウント毎に会場全体で唱和するほどの一体感を感じられたが、
VCTL決勝戦(清宮&大岩vsSハックスリー&Tサッチャー)では、散発の歓声が上がるのみ。
一方でカメラを構える女性ファンが多かったのは後者。
動員を牽引するのは昔も今も男性ファンだと思うが、
レスラー個人より名勝負への熱量が高いのが男性で、
推しのレスラー個人への熱量が高いのが女性というように、
楽しみ方も多様化している証左だろう。
その上で感じたのは、
昔(80年代後半から90年代前半くらい)は圧倒的に男性が多く殺伐とした雰囲気だったが、
テレビしかなかったメディアが、インターネットの普及とともに、
よりエンタテインメントを志向し、大衆化され女性ファンが取り込まれてきたのだろう。
ずっと、業界が新日本一強では面白くない。
今後多くの女性ファンの点がつながっていけば...ノアの伸びしろに期待したい。
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