昨日、キャロットクラブの今年度募集馬が、
会員向けに発表されたようだが、
今年も4頭の外国産(持ち込み)馬がいるので、
恒例の配合診断をやってみたい。
今回は4頭の父は欧州繋養馬なので、いつものTrue Nicksは使えない。
可能であればeNicks、あとはG1 Stallion Matchで行う。
では早速いってみよう。
ユージニアの22(牡、父Blue Point)
募集価格 5,000万円 落札価格 20万ユーロ
同馬は昨年のゴフス11月当歳セールで吉田勝己氏が落札(Lot No.745)
G1SMによる適性は、
先般紹介したワラウカドのPinatubo産駒(父父Shamardal)もそうだが、
サンプルが少ないせいもあるが、2歳時の低迷が気になる。
インピードの22(牝、父Frankel)
募集価格 5,000万円
半兄もそうだが、父、母父ともにJuddmonteの種牡馬というカップリング。
にしてもクロスが濃い本馬。
G1SMによる適性は、
1,000mから2,800mまでと幅広く、
大成するのは二千と2,400mだが、完成は古馬になってからだろう。
シェイリーンの22(牡、父Saxon Warrior)
募集価格 3,600万円 落札価格 2,000万円
同馬は昨年のセレクトセール当歳セッションでノーザンファームが落札(No.535)
配合はA。
G1SMによる適性は、
父は英愛ダービーを勝ったAuguste Rodinと4分の3同血。
2歳時から一貫してマイル向きだが、本格化はやはり古馬からのようだ。
エルヴァスの22(牡、父Saxon Warrior)
募集価格 4,400万円
配合はB。
G1SMによる適性は、
距離の融通は幅広いが、これといって飛び抜けたところはない。
ヨーロッパの種牡馬の産駒の傾向として、
2歳時から活躍する早熟系が少ないことが挙げられる。
Frankel産駒の当たりはクラシックに間に合うが、
価格的に4,000万円前後が予想され、ケンが無難かもしれない
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