凶器は狂気

福島で起きた高校生による殺人事件。
被害者は実の母親。首と右腕を切断し、近くのネットカフェから首をバッグに詰めて警察署に持参して自首。御大横溝正史も真っ青の所業である。
近年は子による親殺しが多いが、それまでは全くの逆だった。最近の子供は"キレ"易いと言われているが、いつ"キレ"るかも分からず、今やわが子ですら信じられない時代となってしまった。90年代以降ITの進歩により、情報が氾濫し供給は過剰気味。しかも悪意を持った人間が匿名で守られることを隠れ蓑に、煽り唆す。
困ったことに彼らは"キレ"るまでの時間が短く、自殺するものもあれば他者を攻撃するものもあり、おいそれと説教もできない。これでは益々増長するばかり。最近、成人年齢の引き下げの議論が喧しいが、民法はともかく刑法はとっとと引き下げるべきだと思う...
先日、フランスでは大統領がシラクからサルコジへバトンタッチした。イギリスでもブレア首相が任期を残して退任と噂されているが、日本では夏の参議院選挙が鍵だろう。
アメリカも来年11月の選挙を控え、民主党と共和党の両陣営が活発な動きを見せているが、先日6日にはフランスで、初の女性大統領誕生か!?と思われたが、社会党のロワイヤル候補は決戦投票で敗れた。アメリカでは共和党の代表として、元大統領夫人のヒラリー氏が有力とされており、こちらも初の女性大統領誕生に期待がかかっている。
我が日本では、議員の中にふさわしいと思われる方は残念ながら見当たらない(筆者的には)。おそらくその確率は女性天皇と同じくらいではないだろうか?

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