黙して語らず

27日、東京競馬場で第74回の東京優駿競走が行われ、ウォッカが牝馬としてクリフジ以来64年ぶり史上3頭目の快挙を成し遂げた。
同レースには皇太子殿下が臨席し、安倍総理自ら勝利関係者に内閣総理大臣杯を手渡したのだが、そこにJRA(日本中央競馬会)を所管する農水省トップの松岡農林水産大臣の姿はなかった。そして翌28日...
戦後には近衛、中川、松本、名尾、新井、長岡氏らに次いで7件目となり、もちろん現職の閣僚では初となる自殺。
死者を冒涜するのは筆者としても不本意だが、一連の疑惑については限りなく黒に近いと思っていたし、新たに緑資源機構での官製談合が明るみに出、検察の追及が身近に迫っており、昨日も、野党の執拗な追及に対し答弁を控えていた矢先の出来事だった。
選出地元の熊本3区といえば、阿蘇・菊池エリアでいわゆる農業地帯で保守層が多い。利益誘導型の政治は一律に悪いとは言えないものの、赤坂新衆議院議員宿舎の問題が取り沙汰された直後だっただけに風当たりは強く、"ナントカ還元水"発言で逆に火に油を注ぐ結果となっていた。
社会保険庁の年金受給者約5000万人分の記録紛失(?)という未曾有の人災に比べればまだ怒りは少ないが、野党は今こそ徹底して追及してもらいたい。

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