6日夜、文部科学省の伊吹文相宛に送られた1通の匿名の手紙。それは悲痛な心の叫びだった。
それを受け、伊吹文相は7日に緊急記者会見を行い手紙を公開。思いとどまるようマスコミを通じて呼びかけた。実のところこれが単なるいたずらなのか本当なのか知る術はないが、重要なのは真偽ではなく真摯に考えることなのだ。
加えて高校必修教科の未履修問題。全国で筆者の地元熊本だけが未履修なしで、他の全ての都道府県において未履修が発覚した。責任の所在を巡って学校長が自殺するなど、ここ最近の連鎖は目に余るものがある。
それは、これまで毎年行われてきた「いじめ」の実態調査は全くの無意味だったことを示す証左であり、受験に重点を置く学校側の姿勢が改めて浮き彫りになった格好だった。聞くところによれば、今日午後にも女子校生から新たな自殺予告が届いたと言う。こちらは便乗した愉快犯の可能性が強い(そうであって欲しい)が、とにかく無事に週が明ける事を祈っている。
話変わって、BRICsと言えば・・・株をやる人は分かると思うが、ゴールドマン・サックス証券が、2003年のレポートで有力新興国であるBrazil、Russia、India、Chinaの頭文字を取って名づけたもので、彼らは将来の投資先として常に世界の動向を注視している。そんな中、ある専門家は次世代の新興国として"VISTA"を挙げていた。それはVietnum、Indonesia、South Africa、Turkey、Argenrtinaの5カ国だ(ちなみにMicrosoftの次世代OSも同名)。
中でも中国、インドは近年トップクラスの経済成長を遂げ、先進7カ国(G7)を上回る勢いだ。人口はそのまま労働力となり、国土は資源となる。双方を有する中国は北朝鮮問題ではその影響力(恫喝?)を行使するなど今や日本最大のライバルとなりつつある。
しかも先日、アメリカでは民主党が中間選挙で勝利し、'04年から2期目に入ったG・W・ブッシュ大統領に暗雲が立ち込めてきた。'08年の大統領選挙でH・クリントン氏(42代大統領B・クリントン夫人)が当選するような事態になれば、日本もどう転がるか分からない。米・露・中の大国に挟まれた日本。この内憂外患を安倍総理はどう乗り切るのだろう...
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