大相撲秋場所13日目の結びの一番。今季4場所優勝中で現在10勝2敗の横綱朝青龍に、初日から12連勝中の新関脇の琴欧州が挑んだ。
後者が勝てば優勝で、朝青龍の年間グランドスラムは潰える。前者が勝てば、逆転優勝への望みが繋がる...そして結果は朝青龍が横綱の意地を見せ、首ひねりで琴欧州を下した。あと残り2番。おそらくは千秋楽までもつれるとは思うが、朝青龍の逆転劇はまだまだ厳しい...
その琴欧州。四股名の通り彼も外国人力士である。ブルガリア出身で幕内最長身の204cmの22歳だ。ちなみに化粧まわしのスポンサーは明治乳業(=明治ブルガリアヨーグルト)。今年の3月(大阪場所)に初の三役(小結)に昇進したものの、負け越して陥落。夏場所(5月)を勝ち越して小結に復帰し、名古屋場所(7月)では朝青龍を破って12勝3敗で今場所から関脇となっているが、今日は借りを返された形となったようだ。
そしてそれに勝るとも劣らない優勝争いをしているのが、パ・リーグのソフトバンクとロッテだ。昨日今シーズン最後の直接対決をソフトバンクが制し、優勝へと一歩近づいた。後者が勝てばゲーム差が1に縮まるはずだったが、ベテラン初芝の引退試合というプレッシャーがあったのか(なかったのかはわからないが)7-1の大敗。ゲーム差が3に広がってしまった。
しかし、前者の代償も大きかった。来年FAの権利を取得する予定の、パ・リーグを代表する捕手城島が骨折。今季絶望となりプレイオフはおろか日本シリーズにも出場できない見通しだ。残す相手の西武(現在3位)もオリックスとプレイオフ進出を争っており、気が抜けない相手だ。あと1勝すれば1位通過となり、一気にプレイオフ決勝へとたどり着く。新生ソフトバンクホークスのリーグ初制覇なるか?
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