VACCINEが先か...

今日は、早朝から日本全国である問題がおきていた。
JR東日本や大手新聞社などのネットワークシステムに高負荷がかかりシステムダウンなどの事態を引き起こしたのだ。皆さんもご存知の通り、今の利便性の大半はネットワーク抜きでは語れない。直接コンピュータやパソコンを触っていなくてもその恩恵を受けているからだ。結果、ウィルス対策ソフトのパターンファイルの更新に起因したものと判明したが、現在のウィルス対策市場の雄であるTREND MICRO社の「VIRUS BASTER」をインストールしているサーバーやクライアント(個人のスタンドアロンの端末を含む)がその対象となってしまった。
スパムメールやウィルスメールによる被害を防ぐため、今やウィルス対策は必須となっている。筆者も入れているが、Symantec社の「Anti Virus」だったため今回は難を逃れた。ウィルスも日々進化するように、またそのワクチンも日々更新される。結局は両者のいたちごっこにも見えるが、これも立派なビジネスとして成立している。対応のスピードが要求されるこの分野だが、同じ業界の人間として、一つ間違えば大損害を与えることになりかねないことを肝に銘じておく必要があるだろう。
もう一つ。「ムーアの法則」というものを聞いたことがあるだろうか?今や8割のパソコンに”Intel Inside”ロゴのシールが貼られているが、そのIntelの創始者であるゴードン・ムーア氏が、自社製品(CPU=半導体)の成長になぞらえた言葉である。先頃Intel社はそれを初めて発表した雑誌(「Electronics」誌の1965年4月号)を1万ドルで買い取ると発表していた。その理由はIntel社が保存のためと言うことだが、イギリスに住むエンジニアが賞金を獲得したとのこと。やはりコレクターはいるものだ...
しかし世界のインテルにしては賞金が安過ぎないか?

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