Safety Drive

昨日朝の惨劇。まず知ったのはネット上のテキストだった。当初は30人くらいだった死者が一夜明けると70人超にまで増えていた。
そう、兵庫県JR福知山線での脱線事故。先日の日記でもJALの事業改善命令について触れたばかりだが、飛行機と並ぶ公共交通機関である電車で、JR発足後、史上最悪の事故が起こってしまった。事故の伏線は多数あった。まず手前の伊丹駅での停車位置オーバーラン。そしてそれを取り戻すための制限速度超過。経済効果を得るため軽量化された車体。さらには23歳運転手が過去にも訓告処分を受けていたこと。ATSが旧式で作動しなかったなど、おそらくそれら全ての要因がマイナスに作用したのだろう。
だが、事故に遭うか遭わないかは全くの運。筆者も仕事柄、飛行機や電車に乗る機会があるし、昨日も午後は飛行機に乗っていた。今回の列車にはスポーツニッポンの部長とNHKの元記者が偶然乗り合わせており、後部車両だったために比較的軽症で済んだというが、今日の朝刊に彼らの記事が寄せられていた。震災現場と見紛う状態だったそうだ...
ただこうしている今でさえも、列車は分刻みのダイヤで運行している。安全性とスピードは常に二律背反する命題だが、今回の事故は人為的原因(決して置石ではない)によるものではないかと思う。
さて、筆者もこれから某私鉄に乗って通勤する。事故が起きないことを願うばかりだ...

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