めしどこか たのむ

久しぶりに本を読んで泣けてきてしまった。(マジ)
先日発売された「電車男」(新潮社)を知っている人がどのくらいいるのだろう・・・中身は巨大BBS2ちゃんねるの1スレッドのRESをそのまま時系列に連ねた内容なのだが、れっきとした読み物になっているのが不思議なくらいだ。
内容はというと、ある日電車内で酔漢に絡まれていた女性(HN:エルメス)を助けた主人公(HN:電車男)が一目ぼれした彼女との恋を成就させるまでを彼自身が情景と心理の描写を克明に書き綴ったもの。
事件の数日後彼は、女性から先日のお礼にと、HERMESのティーカップ2客をもらった。そして彼は彼女を食事に誘うために、どうしたらいいか2chの住人にRESした。その言葉が冒頭の言葉である。そこから約2ヶ月に渡る彼と彼女とそして彼をとりまく第3者(2ちゃんねらー)の愛と葛藤の日々が始まる・・・が、ここから先は自分で読んでみて欲しい。
個人的にはセカチューを凌ぐ作品と断言してもいい。なにせこの話はノンフィクション(事実)なのだ。この日本のどこかに本物の電車男とエルメスがいる。二人が今もきっと幸せでいることを願いたい・・・

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