地震の被害が拡大する中、イラクでまた一人邦人が拘束された。あれほど言っているにもかかわらずだ。
今年、3人の男女が拘束されたものの、政府他関係各署の協力により、無事解放された事件は記憶に新しいところだろう・・・下世話な話になるが、救出のための費用は本人達にも一部請求されたと聞く。ボランティアは決して悪いことではない。しかし戦闘地域と分かっているところに敢えて行き、その結果、国や回りの人達に迷惑をかけていたか分かっているのだろうか?あの後3人はPTSDから快復し、関係者に再度行きたいと言っていたらしいが・・・
その後、別の日本人ジャーナリストが襲撃によって死亡したが、戦場におけるカメラマンの役割は重要である。彼らのレンズを通してのみ真実が伝えられるからだ。悼ましくも散華されてしまったが、世論の非難を浴びた前者のそれとは明らかに違うと言ってもよいだろう。
彼らに共通するのは行くのは自分の意思であって、最悪のケースを想定はしても可能性という言葉でそれを実行する。今回の彼はジャーナリストでもなく、ボランティアでもなく、ただの観光客らしい。現地近くでの日本人の制止を振り切って、自ら火中に飛び込んだのだ。小泉首相もコメントしている通り、再三の退避勧告にも関わらず赴いた彼には弁解の余地などない。本当の自己責任とは何なのか・・・もう2度目はないだろう。
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