皆さんこんにちは、
ロードTOの'15年産
Frankel産駒のことを調べているうちに、
また新たなツールを発見したのでご紹介。
その名もG1 Stallion match。
G1 Racesoft社が提供しているこの配合ツールは、
各馬のCSI(Common Similar Index)を数値化し、
それと比較することによって、
産駒の傾向を見極めようというもの(らしい)です。
で、FrankelがいるJUDDMONTE FARMは、
そのG1 Racesoft社と契約しているらしく、
同牧場の種牡馬に限り、
G1 Stallion matchが自由に使えます。
というわけで、
早速やってみました。
対象は、現在日本にいると思われるFrankel産駒、
社台TCの14年産2頭、
サンデーTCの14年産1頭、
シルクHCの14年産1頭、
セレクトセール2014で落札された1頭、
それからロードTOの15年産3頭、
の合計8頭を2回に渡って紹介します。
まずは、セレクトセール2014の当歳セールで
9,600万の値がついた、
Goodwood March'14
いきなり出ました、20/20Mating!
この20/20Matingというのは、
英文を要約すると、
"CSIの値が20以上の馬が2頭以上いる、例外的な血統である"
ダビスタでいうところの
「面白い配合」、「見事な配合」、
「完璧な配合」どのあたりでしょうか。
続いて社台TCから2頭、
Stacelita'14
出ました20/20Mating。
In Lingerie'14
こちらも20/20Mating。
さすがは社台Gの長兄、外しません。
続いてサンデーTCからは1頭、
Mi Sueno'14
もちろん20/20Mating
馬産界の頂点に君臨する勝巳さん、間違いない!
シルクHCからも1頭、
Elusive Wave'14
安いからって手抜きしません。
20/20Mating
社台Gの2人が導入した、
Frankel産駒4頭、
セレクトセールに上場された
三嶋牧場の1頭の5頭全てが
20/20Matingという結果に。
左上の表が、CSI上位から降順に並んだ馬たち。
G1、G2、G3はそれぞれグループ(グレード)を表す。
左下の図が各馬齢時の産駒のステークス勝ちの距離別分布。
これ頭数じゃなくて、
全ステークスレース勝利数のうち、
距離毎の勝利数を表している。
例えば、In Lingerie'14と同じ配合傾向の馬は、
2歳戦から古馬まで活躍できるマイラーで、
Mi Sueno'14と同じ配合傾向の馬は、
2歳戦ならマイルで勝つけど、
3歳時は尻すぼみ、古馬になってからは中距離、
クラシックディスタンスで活躍。
Goodwood March'14と同じ配合傾向の馬は、
2歳から古馬に至るまで
1,200m~2,800mの距離不問の
オールマイティーな馬(カブラヤオーか!?)
が出るという見方ができる(はず)。
話題のFrankel産駒、皆さんはどう見ますか?
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