新日本プロレスに激震ー 内藤哲也 退団

2025年4月17日木曜日

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昨夜、新日本プロレスはプロレスラー、内藤哲也の今シリーズ後の退団を発表した。

その少し前、実は新日本プロレスとは契約更新しておらず、フリーでマットに上がっていることを公表したばかりだった。
発表の数時間後には現社長でもあるレスラーの棚橋弘至が異例の声明。慰留はしたが本人の意思は固く苦渋の決断だったと明かした。


退団にはLIJ(Los Ingobernables de Japon)のメンバー、BUSHIも追従するという。つまりはBUSHIも契約を保留していたのだろうか。

確かに今年に入り精彩を欠く試合も多くなっていた。プロレスラーなら誰もが悪いと言われる首、ムーンサルト系のフィニッシュムーブを使う選手には宿命の膝、そして最近手術した目と、40代になり酷使した身体は満身創痍であることは明らかだ。

それでもここぞという時の閃き、センスは新日本随一。数々の名勝負を繰り広げた"レインメーカー"オカダカズチカが去ったあとは、人気・実力ともにトップの立場となり、事あるごとに会社に換言(提言)もしてきた。それは裏を返せば新日本愛に他ならないし、本人も公言していた。

その日は急にやってきた。数日前にはジェフ・コブの退団も発表されていたし、さらに2月には因縁のKENTAも古巣のノアに去っていた。
だが、内藤は新日本生え抜きの選手でもある。かつて、闘魂三銃士として一時代を築いたものの新日本を去り、ライバル全日本プロレスの社長にまでなった武藤敬司というレスラーがいた。節操がないと言われそうだが、WWEでも活躍したし、最終的にはノアで引退試合を行った。その最後の相手に指名されたのが、武藤に憧れて新日本に入団した内藤だった。

気になる今後の去就だが、引退するのなら当然新日本マットが興行をうつだろう。しかし今年はレジェンド棚橋弘至の引退ロードであることが決まっている。そうしなかったのは、まだ現役続行の意思があるのだろう。盟友BUSHIが「内藤についていく」とコメントしていることからも、どこかのマットに上がるであろうことは想像にかたくない。
最も可能性が高いのは交流のあるAEWか。死闘・激闘を繰り広げたK・オメガ、オカダ・カズチカ、J・ホワイト、W・オスプレイら元新日本に在籍した選手も数多く、先輩の柴田もいる。
これまで接触したとの噂もなく、年齢的に中邑やオカダが渡米した年齢よりも上にはなるがC・ジェリコなども活躍しているので可能性は高そう
次はメキシコCMLLか。ロスインゴ結党のルーツでもある同地。メキシコの団体には明るくないので分からないが、内藤は多少スペイン語を話せるようなので、うまく適応できるだろうが、日本での露出は厳しくなる。
最後は国内。考えられるのはノアか。内藤自身が他団体との交流をあまり好まなかったので、拳王以外とは接点がほとんどなく、それこそ先述の武藤戦くらい。ジェイクのように年俸目当てなら選択肢としてありえるが、そこがモチベーションではないような気がしている。

個人的な話になるが、熊本地震の後、興行で内藤らが熊本に来た際、メインのマイクの締めで一歩踏み出す勇気を語ってくれた。不器用で本流から敢えて一歩引いた目線からプロレス界を盛り上げてくれた内藤。

そして、内藤の戴冠を観るためだけに上京した'20年レッスルキングダム14 2Daysの初日。これぞ頂上決戦と呼ぶに相応しい2連戦。そして後々まで語り継がれるKENTAの乱入。


最近だと'24年ワールドタッグリーグの決勝、Jrヘビーの後輩、高橋ヒロムと掴んだ優勝。


そして今年の旗揚げ記念日にはそのヒロムとの一騎打ち。ここまで世代交代を進めている会社に抗ってきたが、ほとんどの選手との勝負つけも済んでいるし、もうやり残したことはない

今年はもうドミニオンにも、G1にも出場しない。けれど、どこかの会場で内藤のテーマ、スターダストが流れてくることを期待して待ちたい。

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