欧州の壁は高かった、凱旋門賞

昨年に引き続き、
欧州の最高峰のレース凱旋門賞に挑戦した、
オルフェーヴルとキズナの2頭。
今年はともに前哨戦のフォワ賞、ニエユ賞を勝ち、
オルフェに至っては、
1番人気に推されるほど。
しかも有力馬の1頭、
トレヴの主戦L・デットーリが骨折で乗り替わり、
さらに有力馬の1頭、
Novelistが直前になって回避するなど、
期待は高まる一方。


しかし運命はまたしても、
日本競馬界に試練を与えた。
オルフェは馬群後方、
キズナは後方から2,3頭目の位置。
残り500mあたりから、
仏オークス馬Treveが持ったまま上がっていくと、
それにつれて武キズナも追い出しにかかる。
それを待ってスミヨン&オルフェも追い出すが、
Treveの手綱は残り400mまで動かない。

残り400mの標識を超えると、
T・ジャルネは猛然と追い出しにかかる。
スミヨンと武豊も追い込みを見せるが、
Treveのピッチは2頭よりも更に速い。
結局オルフェーヴルは、
O・ペリエ騎乗の仏ダービー馬Intelloを交わし2着まで。
キズナはそれに続く4着。


今年こそと思ったが、
やはりそこは競馬の本場。
そう簡単には勝たせてくれなかった。
ちなみに勝ったTreveは54.5kg、
Orfevreは59.5kg。
この斤量の差が影響しなかったとは言い切れないが、
こればっかりはしょうがない。

宝塚記念に負けて、
同レースの遠征を断念したジェンティルドンナ。
全盛期のブエナビスタ。
この2頭の牝馬がもしレースに出ていたら・・・
と思うのはオレだけじゃないはず。
けど両陣営の挑戦には拍手を送りたいね。
来年こそはウイナーズサークルで!

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