七夕の今日、いよいよ洞爺湖サミットが開幕した。しかし、議長国である日本だが福田首相の影は薄く、某局のドラマで首相役をやっているキムタクと比較されるなど、話題は専ら揶揄されている内容ばかり。
今年からスタートする温室効果ガスの削減だが、実際は矛盾点も数多い。石油に代わる燃料としてサトウキビやとうもろこしから取れるエタノール。これらの作付けを増やすために森林を伐採し畑に変える。もしくは従来の小麦畑を転用するため、小麦の生産量が減り、その結果小麦の卸価格が高騰。などなど数え上げればきりがない。
これらの問題をどうまとめるかが福田総理の腕の見せ所でもあるのだが、結局はなし崩し的に明言を避けるような結論に収まるだろうが・・・
昨日行われたウィンブルドン男子シングルス決勝は、全仏オープンを制し波に乗るR・ナダルと、全仏の雪辱に燃える5連覇中のR・フェデラーの対決。
セットカウント0-2の状態で、並のプレイヤーならストレート負けを喫していただろう。しかしディフェンディングチャンピオンのフェデラーは中断を挟んで2-2のタイに戻す。5時間フルセットの死闘の末、最後は力尽きてナダルが悲願の初優勝を果たしたが、'82年のウィンブルドンをオーバーラップした諸氏も多いに違いない。
'76~'81年まで5連覇中だったB・ボルグに挑んだJ・マッケンロー。ナダルと同じく左利きの彼は、ボルグに勝利した後も一時代を築いたのだが、これに勝るとも劣らない名勝負と言える。
残るタイトルは全米オープンのみ。今年のフェデラーは未だ無冠。ナダル時代の到来か、フェデラーが意地を見せるのか。次に2人が顔を合わせるのはナショナルテニスセンターのセンターコートであって欲しい。
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