サッカーにおけるゴールデンゴール方式(延長戦で点が入った時点で試合終了)は廃れたが、テニス界では今シーズンからまた新たな試みが開始されている。
ラウンドロビンである。筆者のようにIT関連に従事している人には、ログローテーションやガベージコレクションなどといった業界用語の一種に聞こえなくもないが、早い話がリーグ戦である。3人でリーグ戦を行い上位1名がトーナメントに進出。といった具合である。
従来、トーナメントはノックアウト方式であり、それこそ負けたら終わりである。しかしリーグ戦となれば1度負けたとしても、他の選手の結果如何によっては復活の道も出てくるし、興行的にも盛り上がる(かもしれない)。ATPランキング1位のフェデラーは反対で、2位のナダルは賛成とプレイヤーの間でも意見が分かれているようだが、筆者は反対だ。
チャレンジシステム(ゲーム中、ジャッジの判定に不満があるときは異議を申し立てることができ、覆れば再チャレンジ可能)の導入は、サッカーでもゴールラインを割ったかどうかの判定が時に微妙となるため、ICチップを埋め込んだボールを用いて判定させるといった試みに似ている。もちろん明らかな誤審はいただけないが、人間が裁く以上、完全なジャッジなどありえないし、時に勝敗の分かれ目になることもある。ましてや時速200Kmを超えるスピードで動くボールを、人間の目で追いかけることを考えれば、それも無理もない話でもあるのだが...
かつては、テニスもサッカーのW杯も前回優勝国が無条件で出場できた時期もあったが、今ではそのルールも撤廃された。試行錯誤は構わないが、今回の試みはどうも試合の重みが希薄化するように思われてならない。
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