その日は突然訪れた。アメリカ、ヤンキースタジアムで迎えたB・レッドソックス戦。背番号55、松井秀喜は1回表レフトの守備位置にいた。
レッドソックスの2番バッター、セカンドのM.ロレッタの打球はショートとレフトの中間に落ちようとしていた。目は打球を追ったまま落下地点へとダッシュする。一旦グラブに収まったかに見えたボールはグラウンドに落ち、松井はあわててカバーの野手に送球したがそこまが限界だった...
診断は左手首骨折。全治約2~3ヶ月の重症と発表され、'93年8月22日から続いていた日米通算の連続試合出場記録は1768試合で途絶えた(守備機会1回0/3で退場したため、本試合は出場とは認められない)。彼は筆者の1歳年下で、注目したのは星稜高校の4番として出場した夏の甲子園、明徳義塾戦での5打席連続敬遠だった。結局その試合に敗れはしたものの、巨人入団後の活躍は読者の皆様もご存知の通りである。
たとえが合ってるどうかは分からないが、先日のキリンカップ第1戦でのMF村井の負傷といい、全力でプレイしている中での事故は防ぎようがない。残念ではあるが両者の一日も早い回復を願うばかりだ。
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