再燃

2006年4月7日金曜日

スポーツ一般

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鈴木亜久里。中嶋悟に次ぐ2人目の日本人F1ドライバーだ。'90年の日本GPで日本人ドライバー初の表彰台(3位)という記録を樹立して、はや16年・・・
その彼が今年からスーパーアグリF1というチームを率いて、F1シリーズへ参入した。昨年FIAから認可を得るまでには幾多の紆余曲折があったようだが、ドライバーには、佐藤琢磨、井出有治の2人、タイヤはブリヂストン、エンジンにホンダV8と純内国産チームで迎えることができた。そして現在Round3のオーストラリアGPを終えた時点で、1stドライバーの琢磨が3戦連続の完走(最高位12位)と、新規参入組とは思えない快走を見せている。もちろんこれはルノー、フェラーリ、BMW、メルセデス、トヨタなど莫大な資金を投下している他のチームに比べれば善戦の部類に入る。
衆知の通り、佐藤琢磨は昨シーズンまではB.A.Rホンダに所属し、同じく昨年ブレイクしたJ・バトンとともに活躍していたが、後半は歯車が噛み合わず低迷。その結果チームを追われることになったが、やはり'04年アメリカGPでの3位入賞はフロックではなかった。今、チームが置かれた状況下を考えれば、彼がマシンのポテンシャルを十分引き出していることにより、データの収集、デザイナーやメカニック、ピットクルー等の経験、また、チーム全体の士気も上がってきており、中盤戦に向けての見通しが明るくなったのは間違いない。
しかしそんな中、早くも'08年シーズンの話題が入ってきた。
なんと現在とほぼ同数のチームが参入を希望しているというのだ。現在は1チーム2エントリーの22台でレースが行われているが、FIAの規則では参戦可能なチーム数は12チームと決められており、残りの枠は1つしかない。これ以上増えれば却ってコース上は危険極まりないと思われるため、一部には予備予選復活の声も上がっているほどである。
また、トヨタの悲願でもあった、富士スピードウェイでの来年度以降のF1開催も現実味を帯びてきており、これからF1ブームの再燃が期待できそうだ。

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