真の頂点へ

既報の通り、日本シリーズはロッテが阪神を4連勝で破り(4連勝で日本一になったのは'02年の巨人以来3年ぶり)、31年ぶりの日本一を決めた。
ポストシーズンで負けたのは、ダイエーとのプレイオフ3,4戦目のみという短期決戦で無類の勝負強さを発揮したロッテ。かたやセ・リーグの投打のタイトルホルダー4人(赤星、今岡、下柳、藤川)を揃えた阪神だったが、やはりシーズン終了以後、ブランクがモチベーションを下げてしまったのか、4試合でわずか4得点(33失点)というていたらくで、なすすべもなく負けてしまった。
もちろん選手もだが、マスコミでも言われている通り、筆者はやはりB・バレンタイン監督の功績によるところが大きいと思うが、来月10日からはアジアシリーズがいよいよ開幕。これは野球が行われているアジアの4カ国で行われるカップ戦で(正確にはKONAMI CUP2005)、日本(NPB)代表は、もちろん千葉ロッテマリーンズ。そして韓国(KBO)代表、中国(CBA)代表、台湾(CPBL)代表の4チームでリーグ戦を行い、上位2チームで優勝を争うことになる。優勝賞金は1億円の今シーズン最後の野球のビッグイベントだ。
また本日、海を隔てたアメリカMLBのワールドシリーズでは、C・ホワイトソックスがH・アストロズをこれまた4連勝で下し、なんと'88年ぶりの世界一(?)となった。日本人として元ダイエーの井口もその栄誉に浴した。面白いと思ったのは、史上初の日米で優勝を成し遂げたロッテのバレンタイン監督が、優勝後のインタビューで、「日本とアメリカのチャンプで真の勝者を決めるべき」と言っていたが、アジアシリーズとの日程やホーム&アウェー方式を考えるとやはり実現性は低そうだ・・・残念。
これからFA宣言し大リーグを目指す選手がいるが、大リーグに通用するレベルと言えるのはソフトバンクの城島捕手くらいか。日本ではボビー、そしてアメリカでは井口と、ルールは同じだが異文化の環境でこれだけの成績を残せる人間はそう多くない。が、実力があればどんどんチャレンジして欲しいと思う。

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