WORLD HERITAGE

先日から南アフリカ共和国のダーバンで行われていた、第29回世界遺産委員会において、北海道の「知床半島」が日本で13番目の世界遺産に決まった。
昨年度は和歌山の「紀伊山地の霊場と参詣道」が選ばれていたので2年連続となる。TBSの番組として既に有名だが、この世界遺産(World Heritage)はUNESCO(国際連合教育科学文化機関)が年に1回登録の審議を行っている。世界遺産は文化遺産と自然遺産、そしてその2つを兼ねる複合遺産の3つ(無形遺産も含めて4つと総称する場合もある)に分類され、今回の採択で現在日本には、10つの文化遺産と3つの自然遺産を持つことになった。
世界遺産の登録プロセスには多くの過程を経る必要がある。自薦は言うに及ばず、加盟諸外国の推薦も受けなければならないため、場合によっては却下される場合もある。認められれば自治体は保全の義務を負うことになるが、観光のPRとしてこれほど効力のあるものはないだろう。筆者の住む九州には屋久島が自然遺産として唯一存在するものの、まだ実際に行ったことはない。元気なうちに一度は見てみたいものだ...
もう1つ。個人の日記では既に触れたが、人気プロレスラーの橋本真也が40歳の若さで亡くなった。筆者も学生の頃、プロレス好きの友人の影響を受け、地元開催の時によく見に行っていたのを思い出した。当時、橋本は新日本プロレスに所属しており、ちょうど30前後でレスラーとしては一番脂の乗った時期を迎えていて、その頃はまだ、K-1やPRIDEなどの打撃系格闘技はなく、団体も両手で数えられるほどだった。その後、様々な紆余曲折を経て40代となり、ようやく円熟を迎えようとした矢先の悲報。返す返すも残念だが、彼の冥福を祈りたいと思う。

コメント