先日まで行われていた、バレーのワールドカップ、ゴルフの全英オープンと2つのメジャーイベントが終了した。前者は日本女子は決勝ラウンドには進出したものの5位。後者はタイガー・ウッズが優勝を決めた。
バレーは常々その話題性からか人気先行の感があるが、実力的には順位通りとは言い難い。今回はメグ・カナコンビは選考からも漏れ、これまでワンポイントでの起用が多かった第三の”愛”こと大友愛を中心としたチームに生まれ変わっていた。キャプテンはJT所属のセッター竹下。さらには同じJTではリベロだったカオル姫こと菅山を大抜擢。
某民放8chの宣伝効果もあってか、メグ・カナコンビに代わる人気を博した。しかし、人気≠実力である。女子の場合、善戦するものの惜敗という展開に思わず視聴者も共感を呼んでしまうのが常だが、(筆者もそうだ)それだけではいけない。
サッカーでは五輪<W杯だが、バレーではW杯<五輪となり五輪でメダルを獲得することが至上命題である。かつて”東洋の魔女”と呼ばれていた時代は既に過去の話で、オリンピックでのメダル獲得は1984年のロサンゼルスでの銅メダル以来遠ざかっている。ましてや前回のシドニーでは予選敗退を喫している。これから北京オリンピックまでの残り期間をどう過ごすかが重要だろう。
かたや全英オープンゴルフ。今年は5年ぶりに聖地セント・アンドリュースで行われた。以前ウッズがマスターズを勝ったときにも触れたが、実はこのコースも年々コースが延長されている。10年前は6993yards、5年前は7115yards、そして今年に至っては7279yardsである。確かに道具の進歩はめざましいものがあるものの、そこまでするか?という気もしないでもない。プレイヤーにしてみれば難コースであればあるほど挑戦欲をかき立てるのかもしれないが・・・
しかし今年のウッズは波に乗っている。マスターズ優勝、全米OP2位、そして今回の全英OP優勝で区切りのメジャータイトル通算10勝でダブルグランドスラム達成となった。彼については人気、実力共に疑う余地もない。30代を前にいよいよ脂が乗ってきたというところか。
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