ハイテク<ローテク

先週末は、スポーツの話題が数多くあった。
ヨーロッパでは各国のリーグ優勝がほぼ決まり、国内でも宮里藍がプレイオフを制して2週連続V、相撲では朝青龍が4場所連続優勝で更に全勝のおまけ付とどれを取り上げても話は尽きそうもない。
が、今回は究極の本人認証について。昨年から被害が急増したオレオレ詐欺に続き、以前日記でも取り上げたスキミングと、銀行もいまやその対策(前者はあくまでも本人の問題だろう)に躍起になっているが、先頃、巣鴨信用金庫(以下、巣鴨信金)で始まったサービスに「盗人御用」というものがある。最近、大手銀行などではICチップ付のカードに加え、指紋、虹彩、掌の静脈などの様々なハイテクを駆使した本人認証が導入され始めているが、巣鴨信金の場合はそれらとは明らかに一線を画している。なぜなら、
1.キャッシュカードの発行なし。
2.ATMでの出金不可。取引店の専用窓口でのみ。
3.毎回、登録した顔写真と合言葉(!?)で確認。
4.1日の引き出し限度額は50/100万まで。
要は明らかに本人以外では引き出せない仕組みとなっている。ここまでガチガチにされたら利用する人は限られてしまうが、このローテク、目の付け所は悪くない。結局のところ本人の隙を無くすことが一番の防御策なのだろうが、難しいところなのだろう...筆者もクレジットカードは全てIC付になったが、肝心のキャッシュカードはいまだ磁気ストライプのまま。地方銀行まで浸透するにはまだ時間がかかりそうだ。

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