イチロー 現役引退

2019年3月21日。
7年ぶりの日本開催となったアメリカMLBのアメリカンリーグ開幕戦。
シアトル・マリナーズvsオークランド・アスレチックスの第2戦は、
日本球界のレジェンド、イチローの最後の試合となった。

先発したのは西武ライオンズから昨年移籍した、菊池雄星。
試合は前日に続き5-4でマリナーズが2連勝したが、
9番ライトで先発したイチローは、前日に続きノーヒットで終わり、
試合後、引退を表明した。


1991年、ドラフト4位でオリックスに入団すると、才能が開花。
1994年、NPB初のシーズン200安打(最終的には210安打)で史上最年少でリーグMVPを受賞すると、
1995,96年にパリーグ連覇し、96年には日本一。
01年にマリナーズに移籍すると、1年目から日本人初のリーグMVPの活躍。
04年にはMLBのシーズン最多の262安打を達成。
積み上げたヒットは通算4,367安打。
06,09年のWBC2連覇。
1992年から2019年まで、日本で9年、アメリカで19年、
通算28年の現役生活にピリオドをうった。

唯一届かなかったものといえば、チャンピオンズリング(ワールドシリーズ優勝)だが、それもまたイチローらしい。
日米野球殿堂入りは当然のこと、現役中は固辞していた国民栄誉賞の話も再燃するだろう。
記録にも記憶にも残る不世出の男、それがイチローだった。

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