今年のトレンド、Siyouni産駒をG1StallionMatchでチェック!

今年の安田記念、Frankel産駒のモズアスコット(牡4歳、母India)が勝ち、
日本でFrankel産駒2頭目のG1勝ちとなった。
Frankel産駒は14年産駒(現4歳)から募集がスタートしたが、
今年、本家、社台(サンデー)系のクラブではFrankel産駒の募集はない。
(6/22現在、キャロットCはまだ未発表)
それに代わって募集されたのが、Siyouniの産駒だ。

Siyouni(シユーニ)は、Frankelのように華々しい競走生活を送ったとは言い難い。
アガ・カーン殿下の生産馬で、通算12戦4勝。2歳時にマイルG1を勝っている。


さて、日本で走っているSiyouni産駒と言えば、
皐月賞馬エポカドーロを新馬戦で降したタングルウッドが有名だが、
まだ大物は出ていない。
AGA KHAN STUDのHPで使えるツール、
FrankelでもおなじみのG1 Stallion Matchで、
ひと足早くSiyouni産駒をチェックしてみよう。

No.2 Black Rodded 2017(牝、母父Bahamian Bounty) 牝 5,000万円


今年も強気のNWR。
ツールの判定は唯一の20/20Mating
診断を鵜呑みにすれば、2,3歳時は用なしで、
4歳時にマイル路線限定で活躍しそうだ。

No.185 スターズアンドクラウズの17(牝、母父Makfi) 2,400万円


こちらはサンデーTCのSiyouni産駒。
母系はこちらの方が良く見える。
診断は、2歳時にはスプリント路線で頭角を現し、
3歳時に一旦低迷するが、4歳ではマイル、2,000mで復活する

No.65 テーブルロンドの17(牝、母父Astronomer Royal) 2,400万円


最後ははシルクHCの産駒。
NWRのBlack Rodded'17同様、
2,3歳時は低迷し、勝負は古馬になってから、
という診断だ。

そもそもサンプル数が少ないこともあり、
診断が千二/千六/二千などの距離に偏っているが、
好意的に解釈すればハマれば重賞級といった感じか。
Frankelのように、一発長打が出ればG1というのは高望み過ぎだろう。
本国フランスでは活躍馬も出ているが、日本では未知数。
価格なりと考えた方がいいだろう。

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