J2 第13節 ジェフユナイテッド千葉VSロアッソ熊本

先月14、16日の熊本地震の影響で、
第8節以降の5試合が中止となったロアッソ。
ホームのうまかな・よかなスタジアムが、
救援物資の集積場所になっていることに加え、
建物の安全性確認の調査が終了していないため、
当面使用できない。
J2リーグ復帰戦に選ばれたのは、
元日本代表FW巻誠一郎の古巣千葉。
もちろん満足な調整はできなかったが、
この一戦に賭ける気持ちは誰よりも強いはず。
想いは届くのか－


巻を含め県出身者4人が先発。
前半こそ、タイトなマークで凌いでいたが、
後半に入ると、徐々に千葉に押され始める。
56分、ゴール前の混戦から
町田にこぼれ球を豪快に蹴りこまれて失点すると、
勢いは千葉へ。
その後、GK畑がフィードしようとしたボールを、
町田にスティールされて2失点。
このミスで、
勝ち点を得るには2ゴールが必要になったロアッソ。
反撃もむなしくそのまま0-2で敗戦。
調整不足を露呈した形となった。

言いたいことは、
巻のインタビューに集約されているが、
関係者の尽力と、千葉、そしてサポーターには敬意を表したい。
サッカー、そしてオシム、ジーコに見出された
巻誠一郎という媒体を通じて、
熊本の"いま"を発信できたことは大きな意義がある。
週末にはまた同じ千葉の日立台で
水戸戦が控えている。
これからも厳しい戦いが待っているが、
まずは勝ち点。
何とか頑張って欲しいね。