トウショウ牧場の行方

メジロ、カントリー、そしてトウショウ。
また由緒あるオーナーブリーダーの灯が消える。
メジロ牧場はレイクヴィラファームに生まれ変わり、
カントリー牧場は、施設を千代田牧場、
繁殖牝馬を岡田スタッドが引き継いだ。
では、トウショウ牧場のケースはというと、
繁殖牝馬は暮れのジェイエスのセールに上場するようだが、
施設がネックになりそうだ。


地図を見ると分かるんだけど、
新ひだか町の中で、
トウショウ牧場だけがポツンと
山の中に存在しているのが分かる。
要するにアクセスが非常に悪いのだ。
トウショウ牧場を基準にして、
右のマーカーがケイアイファームで、
左のマーカーが岡田スタッド。
岡田スタッドを北上したところに千代田牧場、
さらに直進(北上)したところがノルマンディーファーム。
左折して北上したところが、
ビッグレッドファームだ。
ちなみに社台F、ノーザンF、白老Fなど、
社台グループの本拠地(胆振)はもっともっと北になる。

屋根付き周回馬場はあるが、
坂路がないので、
本格的な育成ができる施設とは言い難い。
それでもトウショウボーイをはじめとして、
多くのクラシックやG1を勝ってきたわけで、
一方で、未だクラシックを勝てない
総帥(岡田繁幸)や、牧雄氏が馬産を継続できるのは、
やはり共有馬主クラブ
それぞれ、コスモ&ラフィアン・ウイン、
LEX Pro&ノルマンディー
という受け皿があってのことだと、
改めて認識させられる。


ブログによれば、
馬の行き先はほぼ決まっているらしいけど、
秋のジェイエス繁殖馬セールで目玉になりそうなのは、
やはりスイープトウショウと、
シーイズトウショウの2頭かな。
エリモピクシーほどの値は付かないだろうけど。

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