今年から開催されたセ・リーグでのプレイオフ。蓋を開けてみれば皮肉な結果となった。
リーグ優勝の巨人が、3位の阪神を降してきた2位の中日になんと3連敗。フランチャイズ開催を活かすことができず、リーグ優勝チームが日本シリーズに出場できない初のケースとなった。もちろんナベツネこと渡邉恒雄会長は激怒。巨人自体がリーグ1位のアドバンテージを却下していただけに後味は悪いだろう。
これで2年連続中日VS日本ハムの顔合わせとなるが、昨年は4勝1敗で日本一となった日本ハム。来季から念願だったメジャー(KCロイヤルズ)の指揮を執るヒルマン監督への餞になるか、それとも落合のリベンジなるか...
優勝チームにはさらに来月行われるアジアシリーズの出場権も与えられる。五輪予選も控えており、シーズンを通してシームレスに野球観戦が楽しめることを考えれば、成功といえるのではないだろうか?
海の向こうでもさらにすごいドラマが起こっていた。
'93年の球団創設以来地区優勝すらなかったC・ロッキーズが、プレイオフでP・フィリーズに3連勝、A・ダイアモンドバックスに4連勝と、怒涛の7連勝でナショナル・リーグ初優勝。ア・リーグでも1勝3敗と後がない状況から3連勝し、逆転優勝を果たしたB・レッドソックスが進出、ワールドシリーズの舞台で、西武時代の先輩松井稼頭央と後輩松坂大輔の対戦が実現することとなった。昨年はS・カージナルスの田口がチャンピオンリングを手にしており、どちらが勝っても、3年連続で日本人選手の獲得が確定したことになる。
海外と言えば利用するのは飛行機だが、ANA対JALの空中戦も面白い。
電子マネーEdyで先行するANAはマイレージクラブをみずほ銀行と提携し一新。そのあとJALも独自マネーWAONを発行するAEONグループとの提携を発表した。AEONはイオン銀行の設立も控えているが、これによって気になるのは同じ流通系大手セブンイレブンの動向。独自マネーnanaco、セブン銀行を擁する同社がANAとタッグを組むのか組まないのか、電子マネー業界のアライアンスにも要注目である。
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