Road to Beijing

朝青龍不在の秋場所がスタートした。巡業もそうだったように、別にいなくてもそこそこ盛況ではある。
おそらく今モンゴルでTV中継を見ていることだろうが、この状況下で彼がモチベーションを維持できるかどうかが鍵。横綱の上はもうないし、仮に引退したとしてもこれまでの言動から見て一代年寄は厳しく、そうなれば自由になれる廃業を選択する可能性が高い。できれば来年の初場所で白鵬と朝青龍のガチンコ対決を見てみたいと思うのは筆者だけだろうか・・・
片や野球の方は面白くなってきている。
阪神が怒涛の10連勝で首位奪取。日本ハムも先日、ヒルマン監督が今季限りで退団を表明し、2連覇へ向けて再加速中。
今年からクライマックスシリーズと銘打たれたポストシーズンだが、'04年から先行していたパ・リーグを範にとり、いよいよ今年からセ・リーグでも行われる。要は勝率1位(リーグ優勝)は無理でも、プレーオフに進出できれば日本一の芽もあるというわけだ。ファンにとってもシリーズ終盤の消化試合がなくなり、最後まで楽しめるようになった。
過去'04、'05年のソフトバンクホークスはこの制度に泣かされ、レギュラーシーズンで1位になりながらも、プレーオフで涙を飲んだ。SBホークスを率いる王監督は初代WBC優勝監督でもあり、初物に縁のある王氏だけにリベンジを虎視眈々と狙っているに違いない。
星野監督が率いるオリンピック代表はというと、こちらは少々微妙かもしれない。なぜなら先月行われたプレ大会でヨーロッパのフランスやチェコに思わぬ苦戦を強いられたからだ。接戦を何とかものにし優勝を果たしたものの、開催国の中国を除いた7カ国のうちアジア枠はただ1つ。アジア予選での1位通過ができなければ、欧州勢、南北アメリカ勢を含めた最終予選に回ることになる。
ドイツでは日本体操勢が頑張り、いよいよ今週はお家芸の柔道勢が登場するが、鈴木桂治、谷亮子を筆頭にメダルを狙えるタレントが揃っている。できれば勢いを12月に台北で行われるリーグ戦まで持続させて欲しいものだが...

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