tragedy

今日は久々に寒い一日で、一歩も家から出なかった。
が、一方で出なければならないのに出れない人々もいる。そう、耐震偽造問題で問題となっている分譲マンションの購入者達である。先週、国会で行われた参考人招致では、当事者の姉歯建築士以外の顔ぶれが勢揃い。積極的に証言する社長の隣で、某社長は自己弁護に終始。地元の建設会社社長と支社長2人も関与は認めたものの、欠席した姉歯氏の単独によるものとの一点張り。とまあ素直に認めようはずもなく、こうなるのも無理はない。
今日、国土交通省の北側大臣は、該当のマンションとホテルの解体費用を、当面国と自治体が負担することを発表。さらに建築士資格の3分化(意匠、設備、構造)案を検討する方向を打ち出した。とはいえ、マンションからの退去、転居等の手続きは、瑕疵担保責任を持つ売主(H社)の財務内容から見ると容易ではなく、あわただしい年の瀬になりそうである。
そして、広島、栃木で相次いで起きた児童誘拐殺人事件。もはや日本もアメリカ並になってしまったのか。おそらく後者の犯人は前者の事件の中継を見ていたはずであり、模倣犯を生み出しかねない報道のあり方にも疑問を感じる。
犯人と子供の命は等価ではない。このような社会が早く変わってくれることを切に願う。

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