「棚からぼた餅」今年この言葉が最もふさわしいと思われる男...
そう、先の衆院議員選挙で自民党の比例代表南関東ブロック候補から当選した杉村太蔵(26)代議士である。ちなみに選挙時点での彼の名簿順位は下から4番目の35位。まさか通るとは誰も予想だにしなかったに違いない。ところが自民党圧勝の余波にうまく乗り、衆議院最年少で当選を果たしたのだ。最近こそ、国会の会期中ということもありメディアへの露出は減ったが、歯に衣着せぬ言動・・・もとい自由奔放なその発言で直後から話題を集めた。
血縁も地盤もない異色尽くめの彼の経歴はというと、北海道旭川の出身で、高校2年の時に'97年の大阪国体でテニス全国優勝という輝かしい成績を残し、筑波大体育学部へ進学したが中退。体育教師の道を捨てて証券会社へ入社した。そして先月、自民党の候補者公募のHPを目にしたのをきっかけに、「ジャパン・ドリーム(本人曰く)」を駆け上がっていくのだが・・・確かにある種、小泉政権の寵児といってもいいのかもしれないが、とはいえ自薦で立候補することは誰にでもできたこと。つまり、周りが何と言おうと彼は自分で道を切り開いたのは間違いない。
最近の彼の公式ブログを見ると、さすがに言動は変わってきているようだ。一夜にして年収2500万、港区の高級マンションに居を構える先生になったのだが、コネも力もない彼に期待などしてはいない。ただ言えることは、若者の代表として政界に一石を投じて欲しい。そしてそれによってやがては波紋が広がり、発言で影響を与えるようになれば、4年後彼が30歳になる頃には、堂々と2選を果たすことができるのではないだろうか...頑張れよ先生。
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