近日、「世にも不幸せな物語」という映画が公開される。
これはレモニー・スニケット著の「世にも不幸なできごと」が原作なのだが、実はこの話、ハリー・ポッターシリーズと同じ児童向け童話である。両親を火事で喪った3人姉弟妹が次々と不幸な出来事に遭うこのストーリー、子供向けらしからぬバッドエンドからスタートするが、今や11巻まで刊行されていて(日本語訳は8巻まで)、世界中で3000万部の大ベストセラーになっているそうだ。最近でも"ハリポタ"や「ロード・オブ・ザ・リング」(原作:指輪物語)などのファンタジー小説が映画化されているが、既にアメリカではアカデミー賞作品を上回る人気だとか。一見、子供向けだが大人が見ても面白い作品はよくある。続編の予定されているそうだから、日本でもブームになることは間違いないだろう...
さらに最近では、ハリウッドで邦画のリメイクも数多く見られるようになった。「Shall we dance?」や「リング」、「呪怨」、「仄暗い水の底から」などなぜかホラー物が多い気もするが、規模的にみれば制作費はハリウッドの10分の1にも満たない。つまり、それだけ日本の作品の質が向上してきたと言えるのではないだろうか。これまでアニメ部門では常に世界をリードしてきたが、これからはもっとそういった作品が出てきて欲しいものだ。
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