J3優勝の勢いを駆って臨んだ
J2復帰初年度のレギュラーシーズン。
プレイオフの権利が得られる4位でフィニッシュ。
J1参入プレイオフ1回戦は大分トリニータ(同5位)と2-2、
2回戦のモンテディオ山形(同6位)とも2-2だったが、
いずれもレギュラーシーズンの上位チームということで勝ち上がり、
J1 16位の京都サンガとの入れ替え戦を迎えた。
奇しくも京都サンガはかつて大木監督が率いたチーム。
今度は勝たなければならないうえに、
完全アウェイでの戦いとなる。
先制したのはサンガ。
膠着したまま後半に入るか-と思われた39分。
熊本出身の松田のパスを受けた、大津高校出身のFW豊川が、
熊本の夢を砕く先制ゴール。
これでロアッソは2点を取らなければならなくなった。
前半を0-1で終え、迎えた後半。
MF坂本に代わって入ったターレスが右サイドに入ると、
攻撃が活性化し、徐々にチャンスを作り出す。
迎えた68分、河原のCKに合わせたイヨハがヘディングで叩き込み、
値千金の同点ゴール。
しかし後1点が遠いロアッソ。
後半AT最後の波状攻撃で、平川のシュートを京都のウタカが顔面ブロック。
こぼれたボールを再び平川が狙うもクロスバーに阻まれジエンド。
ロアッソの長い戦いが終わった。
来季は再び勝ち点70、J1自動昇格圏の2位以内を目指すことになるが、
チームを離れる選手も少なからず出るだろう。
土台はできた。あとは各選手たちの個々のレベルアップが重要。
選手たちにはお疲れさまと伝えたい。
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