不可解なJFLチャンピオンシップ

2014年のJ3リーグ創設に始まり、
今年創設されたJ1のチャンピオンシップ、
そしてJ2の昇格プレイオフの影で目立たなかったが、
実はJFLは既に昨年から様変わりしていた。
1stステージ、2ndステージの勝者で優勝を争う、
JFLチャンピオンシップが創設されたのだ。
つまり、2ステージ制を導入したのはJFLが先ということ。


昨年行われた第1回JFLチャンピオンシップは、
お馴染み"門番"HondaFCが、
年間勝ち点3位(53)から優勝。
ここで気づいた人もいると思うけど、
優勝したHondaFCは、
年間勝ち点3位(1stステージ優勝)に過ぎないという事実。

年間勝ち点1位(61)の佐川印刷京都は2ndステージ優勝なので、
チャンピオンシップに出られたが、
年間勝ち点2位(57)の鹿児島ユナイテッドFCは、
チャンピオンシップには出られない不可解さ。
極端な話、どちらか一方のステージで優勝すれば、
もう一方のステージは最下位でも年間2位が確定するという
理不尽なリーグなのだ。
その後、鹿児島は今年からJ3に戦いの場を移した・・・

今年スタートしたJ1のチャンピオンシップは、
その点が改善されて、
年間勝ち点1位(74)の広島はシードされているが、
先日、J1のチャンピオンシップSFで、
年間勝ち点2位(72)の浦和が敗れたように、
なぜか年間勝ち点3位(63)のG大阪と
真の優勝を賭けて争うことになる。
(パリーグのCSみたいなものか?)


でもって今年のJFLチャンピオンシップは、
年間勝ち点2位(59)のヴァンラーレ八戸と、
年間勝ち点1位(71)のソニー仙台FCの
(ロッソ熊本からのサポーターならこちらもお馴染みだろう)
東北2チームで争われている。
両チームの勝ち点差は12で、
実にリーグ戦4勝分に相当する。

で、昨日行われた第一戦は、
ホームの八戸が1-0で勝利。
で第二戦は仙台のホームで試合なんだが、
2戦合計のスコアで競うため、
(AWAYゴール数は2倍換算されない。J1のチャンピオンシップも同様)
第二戦でソニーが勝っても、
その場合は延長戦となる。


J1の広島とG大阪の勝ち点差は
リーグ戦3勝分に相当する9で、
はっきり言って、
この2ステージ制導入には納得がいかない人も多いと思う。
(オレもそう)
終盤に興行的な山場が必要ということで
試験的に導入されたと思いたいが、
来年もやるかどうかは今季の結果にかかってるだろう。
そのためにも、広島、福岡、仙台には
実力通り勝ち上がって欲しいね。

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