ものづくりの奥深さ

いやー最近はブログどころではなかった(--;というわけで久々の更新は、昨日解禁となったボジョレ・ヌーヴォー。
毎年11月の第3木曜日と決まっているのだが、今年はワインと言えば「私の血はワインが流れている」で有名な川島なお美の婚約発表の場と化してしまった。
筆者はワインが苦手で、シャンパン(正式な呼称はシャンパーニュらしい)を多少嗜む程度なので、ほとんど無縁である。今でこそ日本酒や野菜など多数のソムリエが派生しているが、ソムリエという単語自体、95年に田崎信也氏が日本人初の世界最優秀ソムリエに輝いて以来のもので、ブームは続いているが年々輸入量は減ってきている。
時差の影響でヨーロッパに比べ8時間早く味わえるというマーケティングに踊らされている日本人だが、実際はその時差を吸収するために船便ではなく高コストの航空便で空輸されるため、その分が価格に転嫁されており、現地価格の4、5倍の値段になってしまう。
それでも同時に国産品ワインの消費も底上げされることを考えれば、日本にとってもメリットはある。なんてことを気にしていたら楽しく飲めないわけで、この辺で止めておこう...
今日、出勤前のめざましテレビで、先日開幕したユニバーサル技能五輪国際大会のタイル張り(Wall and Floor Tiling)競技の日本代表、高橋くんの紹介を偶然見た。
その高橋くん、中学卒業後奈良屋に入社して以来タイル一筋。前回のヘルシンキ大会で会社の先輩が13位(18人中)だったことを受け、会社の全面バックアップの元、今回リベンジに挑戦とあいなった。
今年は、静岡県沼津市で第39回技能五輪国際大会と第7回国際アビリンピックが史上初の同一都市開催ということで、先述の大会名称が付けられているが、普段我々が何気なく目にするものでも、特殊な技能を必要とする職業もある。後者は障害者の方たちの技能を競うという意味では同じなのだが、彼らこそまさにマイスター(職人)と呼ぶに相応しい。
今一度、技術立国日本の奮起を見てみたい気がする。

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