運不運

サッカーの五輪代表は最終戦でサウジアラビアと引き分け、開催国の中国と共に出場が決まった。またAFCでも、浦和がセパハンを破りアジアのクラブNo1に輝き、来月行われるクラブワールドカップへの出場が決まった。
しかしW杯代表監督のオシムが病に倒れたことにより、事態は一変。急遽後任探しに着手とあいなったが、'98フランスW杯で日本代表を率いた岡田監督に一本化されるようである。
岡田体制で臨んだフランスW杯では、アルゼンチン(0-1)、クロアチア(0-1)、ジャマイカ(1-2)と同じHグループで0勝3敗の勝ち点0。得点に至っては、ゴンこと中山雅史が最後のジャマイカ戦で挙げた1点のみの惨憺たる結果だった。
振り返ってみると、トルシエで挑んだ'02日韓共催のW杯は、組み合わせに恵まれベルギー(2-2)、ロシア(1-0)、チュニジア(2-0)の勝ち点7で堂々の1位通過。'06ドイツW杯のジーコは、オーストラリア(1-3)、クロアチア(0-0)、ブラジル(1-4)の0勝2敗1分の勝ち点1だ。こうしてみると、南米の2強と東欧と同グループとなった'98と'02は、結果としてみれば順当と言える。
3次予選が控えている時間的制約も存在するが、消去法でいっても岡田氏しかいないだろう。そもそも大舞台を踏んだ日本人監督は少なく、次点は反町現五輪代表監督だが、経験も含めて時期尚早の感が否めない。
岡田氏はカズを外したようにドライな一面も持ち合わせており、筆者の印象は悪くない。老婆心ながら2010年には現メンバー最年長のGK川口は36歳になっていることを考えると、新旧交代も含めたメンバーの若返りと育成が最優先事項と思うのだが...
さて、昨日、香川県坂出市の祖母と孫の姉妹二人が行方不明となっている事件が急展開を見せた。先日は、某アイドルが父親が犯人だと自分のブログで断定口調で発言したため、1年間の謹慎処分を受けるなど関心を集めていたが、ここに来て収束しそうである。
確かに強面でべらんめぇ口調で話す父親を見ていると、我が子を川に突き落とした畠山鈴香被告がダブって見えるのも無理もないだろうし、実際そういう推理をしていた有識者もいたに違いない。
しかし、筆者は現場の状況から見て我が子を殺すのに刃物を使うのは無理があると感じていたし、何より父親に対しての報道のミスリードもいただけない。メディアは客観的に報道すべきだろう。
祖母の家に居合わせなければ・・・偶然とは恐ろしいものである。

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