出る杭は打たれる

先週末からいろいろな話題が多かった。
個人的には堀江被告の判決が実刑(懲役2年6ヶ月)で、日興コーディアルグループを東証が上場維持という判断を下したこと。後者はアメリカであれば懲罰的判決で間違いなく廃止だったろうが、それが5億程度の追徴金で済むのなら安いもの。そもそも両者がやっていることに大差はない。匿名投資組合や特定目的会社(SPC)を駆使した利益の付け替えだ。
前者に至っては、金額も後者に比べて少ない(もちろん庶民感情からしてみればかなりの高額だが、上場企業としてみれば多くはない)にも関わらず、実刑の判決は重過ぎるとも言われている。しかし、筆者はそうは思わない。
はっきり言ってホリエモンには反省の色が全く見えない。関係者(故、野口英昭氏)が一人死んでいるにも関わらず、部下に罪を押し付け責任転嫁。オレが一番嫌いなタイプだ。当日控訴後にも早速TVで放言していたが、法廷でもあの調子なのだから裁判官の心証も良かろうはずがない。
おそらく最高裁まで行くだろうが、見せしめの意味でも実刑が適当だと思う。
それに西武球団で発覚した選手の青田買い。こちらは高校生に逆指名権がないことを逆手にとって、大学に進学させる条件で4年後に逆指名させるというスキームである。この方法は西武側にもリスクがあるが、他球団に獲得されるよりはマシと判断したのだろうか...
もちろん日本野球機構が'04年に定めた倫理行動宣言に悖る行為である。よく言えば紳士協定。悪く言えば単なる口約束だ。おそらく他球団も多かれ少なかれやってるだろう。根絶するには識者の言う通りドラフト制度を改革する他ないが、これはまた別の話ということで。
ライブドアといい西武といい、ホリエモンは清水君を見倣ったらどうだ?

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