コンペのあり方

28日に開幕したテニスグランドスラム最終戦となるUSオープン。
アメリカ、ニューヨークのナショナルテニスセンターで開幕、1回戦が行われたが、2日目は雨で順延となった。今大会の大きな注目の1つは、4大大会では初めて導入されるビデオ判定である。
ホーク・アイと呼ばれるそれは、コート周囲10箇所に設置されたカメラが常にボールの軌道を追っているため、選手の要求があれば、即座にコート上の大画面へ画像を呼び出せるシステムだ。しばしばラインのIN/OUTを巡って、選手とチェアアンパイアの間で繰り広げられる抗議だが、重要な局面ではその1ポイントが試合の流れを変えることもある。使用は1セットにつき2度まで認められ、選手の言い分が正しければ権利は減らないが、審判の判定が正しければ権利が減るという仕組みである。
このシステムに賛成派の一人が、今大会で引退を決めたベテランのアンドレ・アガシ。男子では珍しくバックハンドをダブルで撃つ彼は、'92年のウィンブルドンで4大大会初優勝。以後'94年の全米、'95年全豪、'99年には全仏と全米、そして'00、'01、'03年の全豪と、決して強力なサーバータイプではないながら、ストローク戦には滅法強く、的確なリターンとクレバーなプレイスタイルで、史上5人しかいない4大大会全て優勝という快挙を成し遂げた。
若手の台頭を感じながらここまでやってきたが、いよいよ最後の大会。初戦はルーマニアのバベルとの接戦を3-1で制した。次は第8シードのバグダティスと当たるが、そこを超えればベスト16にはロディックが待っているはずだ。最後の試合がなるべく先になって欲しいところである。
そして昨日は、2016年の夏季五輪の国内候補地を決める選定委員会が都内(この時点ですでに公平ではない)で行われ、33対22で東京に決まった。政令指定都市とは言えど首都が相手ではかなうべくもない。
はっきり言って出来レースである。さらに福岡に追い討ちをかけたのが、25日夜に同市東区で起こった福岡市職員による交通死亡事故。週明けから全国ニュースで報道されたあげく、29日に予定されていた応援決起大会が中止と、結果的に勢いを削がれる形となってしまった。プレゼン云々の前にマイナスイメージが蔓延してしまっては勝てるものも勝てないだろう。
この先他国代表とのコンペが再来年に行われるが、'08年の招致に敗れた大阪の雪辱を果たせるかどうか、1964年以来52年ぶりの自国開催への道はまだまだ厳しい...

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