ジーコにモノ申す!

既報の通り、F組グループリーグの1回戦で日本は知将G・ヒディンク監督率いるオーストラリアに3-1で敗れた。この1敗で決勝トーナメント進出はかなり遠のいたと言えるだろう。
'98年のフランスワールドカップからの盛り上がりには目を見張るものがあり、今や市井のあちこちでサッカー論議が繰り広げられているが、そういった人々の中でもさえ、初戦を落した事の重大さは認識されているようだ...
前回の'02年日韓共催ワールドカップ。韓国での開幕戦に登場した前回優勝国のA組フランスは、ジダンを負傷で欠いていたとは言え、セネガルに1-0で敗れグループリーグで姿を消した。そして6/9に開幕した第18回大会。大会規定の変更で開催国が開幕戦に出場するようになり、ドイツが開幕戦に登場。コスタリカとの激しい点の取り合いを4-2で制したドイツが白星発進して幕を開けた。
昨年のドロー(組み合わせ)で日本は、前回優勝のブラジル、'98年3位のクロアチア、0.5枠のOFCオセアニア予選、強豪ウルグアイとの大陸間プレイオフを突破してきたオーストラリアとの同組となっていたが、対戦順には恵まれていた。一番くみし易いオーストラリア、次戦クロアチア、最終戦ブラジルとなり、優勝候補筆頭のブラジルとは最後に当たるからだ。
そもそもF組突破の予想は、希望的観測ながらブラジルが2勝以上で1位通過。日本は2位狙いだった。ところがこの敗戦により、自力突破がかなり厳しくなったことは言うまでもない。本日行われるブラジルVSクロアチアでブラジルが勝ち、日本が次戦でクロアチアに勝つことで3すくみの状態を形成できるが、それが最低条件となる。
試合を振り返ってみると、26分の10番中村の先制点(もっぱらキーパーチャージとの噂だが)から前半は、押されてはいたもののほぼイーヴン。後半にも幻のPK(駒野がペナルティーエリアで倒されたが、主審はファウルを取らず)もあったが何とか凌いでいるといった状態だった。小野が入って3-6-1(3-4-2-1)となり、1トップに高原、2シャドーに中田、中村のシフトとなるも追加点が奪えない。
歯車が狂いだしたのは同点にされた後半39分以降。Cap宮本の談話に全てが集約されているといっていい。前線は勝ち越し点を奪いにいこうとして前がかり。後ろはカウンターを警戒してバックラインを下げている。攻めて最後シュートで終われば一旦プレイを切る事ができるが、ボールを奪われれば逆に間延びした中盤がガラ空き。トップ下に下りたキューウェルを中継し、前線のケイヒル・ヴィドゥカにつながり僅か9分で逆転された。
それまで数々のピンチを好セーブで救ってきた川口を責めることはできない。筆者が思うに今回は暑さや体格差のせいではなくジーコの戦術の問題だったと思う。シュート数からいってもオーストラリアに圧倒されていたのは明らかで、勝ち点1を取りにいく戦いに徹してもよかったのではないか。
残念ながら予想した通りとなってしまったが、次の結果如何によっては決勝T進出の可能性がないわけではない。イレブンは気持ちを切り替えて頑張って欲しい。

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