まさに鉄人

いよいよライブドアの上場廃止日である4/14が迫ってきた。そんな中での通信販売大手のセシール完全子会社化は、打てる手は打っておこうという、平松社長の意図が垣間見える。しばらくは雌伏の時が続くと思うが、ポータルは今だ健在。これからも見守って行きたいと思う。
先日まで話題になっていたフランスのCPE(Contrat Premiere Embauche)問題。ドミニク・ド=ビルパン首相が打ち出した26歳以下の若者を2年以内の雇用においては雇用主が理由なく一方的に解雇できる契約形態の雇用対策だ。
分かり易く言えば、”試用期間の2年間はいつでも解雇できるので、その分雇用主側にとってリスクが軽減されますよ”ということ。雇用の促進を狙ったものの結果は全くの逆効果。暴徒と化した若者達が各地で警官隊と衝突する事態にまで陥った。従来はCDI(Contrat Duree Indeterminee)という無期限雇用契約で、日本風に言えば終身雇用とでもなるだろうか。
このCPEは昨年のCNE(Contrat Nouvelle Embauche)、新雇用契約の一環であるとも言えるが、何にせよ早急過ぎたのが反発の原因だろう。日本でも昨年からNEET(Not in Employment, Education or Training)と呼ばれる若者達が増え、就業率の低下が懸念されているが、彼らと根本的に違うのは前者は働きたくても、すぐに解雇されるのはたまったもんじゃないという理由からだが、後者は単純に働きたくないというだけ。4/10にCPEは撤回されたが、フランスの若者達もNEETにだけはなって欲しくないと思う今日この頃である。
前日の4/9日。対横浜ベイスターズ戦で阪神タイガースの金本知憲選手が、元アメリカMLBボルティモア・オリオールズのカル・リプケンJrが持つ903試合連続フルイニング出場の記録を塗り替え、見事904試合連続出場を達成した。
遡ること現在まで広島最後のリーグ優勝となる'91年、地元の名門広島広陵高校から東北福祉大を経て広島東洋カープへ入団した彼は、やがて前田(筆者の地元、熊本工業出身)、江藤らと共に主軸を担うバッターに成長。しかし、毎年優勝には届かず玄人ファンを泣かせ続けていた。(筆者の友人がまさにそう)そして2002年のオフFA権を取得した金本は苦渋の決断の末、星野仙一のラブコールを受け阪神タイガースへ。運命のいたずらか低迷する広島とは対照的に、岡田体制に変わった阪神も昨年リーグ優勝を果たすなど、チームの明暗はくっきり分かれてしまった。
38歳の今年も昨年以上の活躍が期待されており、記録更新の先には悲願の日本一も見えてきそうだ...つーか広島ガンバレよ!

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