神風とハリケーン

またしてもWBCの話題から。
日本、3度目の正直で韓国を降し決勝進出。もちろん一番のヒーローは先発7回を投げ韓国打線を無失点に抑えた上原と、なんと言っても代打で先制2ランを放った福留だ。特に後者は辞退したヤンキースの松井の後を受けて選出された経緯もあり、内心忸怩たる想いがあっただろう。
ただ、筆者としては今回の結果を手放しで喜ぶわけではない。3回もやれば1回くらいは勝って当たり前で、今大会の対戦成績では1勝2敗と負け越しているし、韓国としてみればここまで6連勝できて今日の1試合負けたばかりに敗退。3勝3敗の日本と内容は異なり、面白くないわけがない。
そして日本の決勝の相手は、アマチュア最強(五輪で優勝3、準優勝1)と謳われるキューバ。
野球がオリンピックの正式種目となった'92年のバルセロナ五輪では予選リーグで対戦したものの敗れて銅メダル。思い起こせば'96年のアトランタ五輪。Wソックスの井口、SBホークスの松中、阪神の今岡、オリックスの谷、そして今日決勝アーチの福留(当時19歳)らを擁して臨んだ決勝戦は、乱打戦の展開に。打線の援護も空しく13-9で惜しくも銀メダルに終わる。そして'00年のシドニー五輪。辛くも決勝には進出したものの韓国、キューバ(銀メダル)に敗れ4位。初めてメダルなしという屈辱を味わった。
前回'04年のアテネ五輪で、長嶋巨人軍終身名誉監督率いる日本代表は、予選リーグでは松坂の好投でキューバには勝ったものの、オーストラリアに破れまたも3位。優勝したのはやはりキューバだった。江戸の仇を長崎で・・・ではないが、苦杯を舐めさせられているキューバにリベンジするチャンスでもある。再度選手達の頑張りを期待したい。
その反面、本来の実力を発揮できずに去ったアメリカ。
3カ国が1勝2敗で並んだ2次リーグ。WBCの規定で、当該チーム間の失点率(失点をイニングで割った数字)による順位争いとなったが、日本はアメリカ戦4、メキシコ戦1で計5失点(守備イニング17回2/3=失点率0.28)。アメリカは日本戦3、メキシコ戦2で計5失点(同17回=同0.29)。日本とアメリカは合計失点で並んでいたが、日本の守備機会が3分の2多く、僅か0.01ポイント。まさに薄氷の準決勝進出だった。
かつてアメリカ'88年のソウル五輪でソ連に敗れたアメリカ代表は、'92年のバルセロナではNBAのスーパースターを揃えたドリームチームを構成し、圧倒的な強さで金メダルを獲得したが、今回の敗退で次回大会はなりふり構わず勝ちに来るだろう・・・審判の問題をはじめ多くの課題も見えた今大会だが、成功裡に終わりそうで何よりである。

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