ワールドカップに向けて

本日午前、ドイツのライプツィヒで行われたグループリーグの抽選会で、日本はFグループが決定した。FIFAランキング1位のブラジル、同20位のクロアチア、49位のオーストラリアの4カ国のうち上位2カ国が決勝トーナメントに進出することになる。日本は現在ランキング15位であり、数字だけ見ると2位通過も十分可能である。
しかし来季からのAFC加盟を表明したオーストラリアは、A・レコバ率いるウルグアイとのオセアニア・南米のプレイオフを制し、本大会に駒を進めてきた。オーストラリアと言えば、昨年の欧州CLを制し、来週から始まるトヨタカップのため既に来日している、英プレミアリーグのLiverpoolに所属するH・キューウェルらがおり、勢いに乗るチームだ。
クロアチアはというと、欧州予選グループ8を1位通過。筆者の不勉強故に今回のクロアチア代表の顔ぶれは予想できないが、相手に恵まれたとはいえ強豪スウェーデンを押さえて1位通過は油断できない。
何より恵まれたのが対戦順。日本の初戦の相手はオーストラリア、そしてクロアチア、ブラジルの順番だ。もちろん1位通過できれば言うことないがさすがに無理。となるとやはり2位争いが焦点だ。どのチームもそうだが初戦のオーストラリア戦は絶対に落とせない。1勝2分けの勝ち点5なら問題ないが、4では厳しいところである。欲を言えば、初出場(スイスやトーゴ等)組と当たれば一番良かったのだが、さすがにそう上手くはいかないようだ...かたやCグループは今大会一番の激戦区。続いてE、Dあたりだろうか。そのEグループは決勝トーナメントに進出した場合の対戦国となるため、こちらも要チェック。
さて、先週Jリーグは閉幕したが、まだまだ各国はリーグ戦の真っ最中であり、日本でも3冠の最後、天皇杯が行われている。昨年の覇者東京ヴェルディは来季J2へ転落し、名門柏レイソルも今日の甲府との入れ替え戦で大敗し、同じ運命を辿った。日本代表に名を連ねていた玉田の処遇も微妙。奇しくも浦和の田中達也が負傷したのも柏戦。最終兵器と呼ばれた2人のFWの代表入りも今や風前のともし火となってしまった。
もちろんこういったタイトなスケジュールは日本だけではないが、前回の高原の例もある。やはり怪我には注意して欲しい。

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