皆さんのカードは大丈夫?

先週から話題になっている、アメリカでのカード情報の流出問題。
当初はMasterカードのみと言われていたのが、蓋を開けてみると他の会社分も流出と前代未聞の規模となった。常々アメリカはカード社会などと言われるが、そもそも原因の一つとなったのは決済業務のアウトソーシング(外部委託)にある。日本の場合は、カード会社それ自体が与信業務等の一切を処理するが、アメリカの場合、その部分を他社(今回の不正アクセスを許した米CardSystemsSolution社)が行っていた。今回はその他社のネットワークの脆弱性を突かれた犯行と言えるだろう。その結果、日本の会員情報も約1500人分の流出の疑いが持たれている。
筆者もVISA/MasterCard/JCB全て持っているが、幸いなことに不正利用は無かったようだ。今回の被害にあった人の多くは、実際に被害のあったアメリカでカードを利用して決済を行った人々とのこと。先般、日本でもキャッシュカードの磁気ストライプが読み取られ不正利用される事件(スキミング)が多発し、話題になったばかりだが、たとえクレジットカードの不正利用は全額補償されるとはいえ、個人情報が漏れるのはいい気分ではない。ネットワークのセキュリティにはくれぐれも注意する必要があるといえるだろう...
さらに今日、茨城で鳥インフルエンザが発生し、発生地域の隔離(移動制限)と殺処分の措置が取られたとのこと。かわいそうだが、ウィルスが人体への感染の可能性があるとの理由から止むを得ない。これも以前、京都府の養鶏場が感染を隠匿して鶏を出荷したとして行政処分を受けたが、風評被害に追い討ちをかけられ、最後は会社の倒産および会長の自殺という、悲惨な結果をもたらした。生き物を扱う上で防ぎようもないのかもしれないが、自然界に存在する生き物には何かしらの菌やウィルスがいるのは当たり前のこと。元より完全に死滅させることは不可能なのだから。

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