代理戦争

自動車レースの最高峰といえばF1。市販車ベースのカテゴリーで言えばWRCになるかもしれない。(あくまでも厳密な定義ではない)
80年代後半から続いたF1ブームは、全盛期に比べれば下火になったものの、日本では今や押しも押されぬ世界の自動車メーカとなったトヨタが02年参戦し、復活の兆しを見せている。筆者が最高にはまっていた頃はHonda&A.セナの全盛期で、彼がサンマリノで事故死しなければ、Renaultの天下はまだしばらく続いていたかもしれない。今ではFerrari&M.シューマッハへと受け継がれているが、レギュレーションの変更に伴って、以前ほどの1チーム寡占状態には至っていないようだ。
さてそこで最近話題になっているのが、トヨタ傘下の富士スピードウェイによるF1誘致活動の活発化である。これまで日本ではホンダが持つ鈴鹿サーキットで行われている。シリーズ後半戦の天王山として、多くのドライバーズチャンピオン、コンストラクターズチャンピオンの決定に立ち会ってきた。がここで富士スピードウェイの改修に力を入れてきたトヨタが、待ったをかけてきたのだ。
基本的に1国1開催だが、かつてセナが存命の頃、94年には岡山のTIサーキット英田(あいだ)でパシフィックGPが行われたことがある。日本でF1を行える設備はそうそうない。英田の近くには美祢もあるが、規模的に若干小さい。オートポリスなどは論外で、近年新設されたツインリンクもてぎはオーバルコースのため、F1開催は無理だ。となると、鈴鹿か富士かということになる。
現在愛知で開かれている愛・地球博の広告効果は地元スポンサーでもあるトヨタの全面バックアップもあり莫大なもの。このチャンスを逃す手はないだろう。まして中部国際空港もできたとあっては、障害になるものは無くなったとみてよい。来年は静岡で約30年ぶりのF1開催なるか?

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