群がる業者

総務省は、携帯電話事業の新規参入を12年ぶりに認めると発表した。
かねてから公言していたソフトバンク、そしてADSLなどのブロードバンドネットインフラを手がけるeAccessの2社は間違いないだろう。既存3社に太刀打ちできるかどうかは微妙だが、両者ともADSLと絡めた販売戦略が予想され、競争が促進されるのは歓迎したいところだ。
さて、先月後半明るみになった談合事件について。建設業はとかく談合が多い(といえばかなり語弊があるかもしれないが)。子請け、孫請けは当たり前。話は反れるが、先日の埼玉県在住の老姉妹を食い物にした悪質なリフォーム業者は、実は違法スレスレで事を行っていた。つまり、建設業を営む場合、国や都道府県が認(許)可して発行する建設番号が必要となるが、500万円未満の工事であれば手続きが不要なのだ。業者はこの制度と姉妹が認知症であることを悪用し、最初は安い見積もりを出しておき、工事が終わると法外な請求を吹っかける。といった具合だ。先の談合とリフォームでは争うパイの大きさがそれこそ0(ゼロ)3つほど違うが、五十歩百歩といえよう。公平な競争のための自由入札が、何の意味も持たなくなる。公共工事の発注は国庫や自治体(つまり税金)からの支出で賄われる。結局は自らに跳ね返るのだ。赤字になってしまうなどと詭弁を弄する暇があるのなら、コスト削減を考えるべきであろう。
最後は去年あたりからよく聞くこの3つの単語。「ホリエモン」、「フルブラウザ」、「弾丸ツアー」。最初はもちろんライブドアの堀江社長だが、ライブドアはこれを商標登録するらしいが、まず問題ないだろう。さらに2番目は、携帯でのWeb閲覧(ブラウズ)を可能とするアプリの総称だが、これもNTTドコモが出願中とのこと。最後は、最近W杯の応援ツアーでよく見かける言葉だが、実はこの単語は大手旅行代理店のJTBが既に商標登録していて、同業他社は使用できないとのこと。
各業界ともいろいろな思惑があるようだ...

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